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コロナ終息後の人生観

今、世界で起きてるコロナウイルスの打撃が多くの人の人生観を変えるのは
間違いないと思っています。
自分自身も振り返ると、バブル崩壊、株式投資の大敗、離婚夜逃げ、破産と
平成の始めにこのような経験しています。
タクシー運転士を10年やり、個人タクシーを取り、父親の突然の死で相続争い
から始まり、納税、その後はアパートを新築したり管理して専業大家として
スタートしました。

そのうちに不動産投資の勉強会を主宰して最盛期には187名の有料会員さんが
いまして、世田谷、目黒に敷地延長吹き抜け型アパートをかなりの件数を
新築サポートしました。
更にSC相模原という現在J3にいるチームをゼロから立ち上げまして、何でも
出来る感というか、今思うとこの頃から自信過剰が自分の中に芽生えてきたの
ではないかと思っています。

その後、北関東で2千坪の土地開発して戸建て賃貸事業をしようとしていたのですが、
そこにリーマンショックが来まして億近い大損をしたのです。
で、人間不信とかもあり不動産投資から離れることにして、秋葉系のビジネス
をしようと考え、出版社の知人といろんなヲタクちゃんと会いまして、あれこれ
考えていたのですが、とにかくなんで?なんで?と知人から言われまくりました。
やはりというか、結局不動産投資の世界に戻ってきました。
それから、宅建業も取得して、アパート、シェアハウス、旅館アパートと今に至るまで
サポートしていました。

渋谷、京都、目黒に事務所を持ち拡大志向で運営して、社員もパートも今考えたら
恐ろしい位の人数がいたのも事実です。
そうこうしているうちに、10年経てこのコロナウイルス騒ぎが起きました。
たまたま、去年の秋位から拡大志向はおかしいと自分自身何となく思いまして、
縮小志向に向かってる途中での今回の激震でした。

渋谷の事務所は6か月前に解約届けしてまして、3月には目黒の事務所に集約しま
して、京都の事務所も小さいですが一部屋に集約しました。
去年の末から契約社員さんには辞めてもらったり、自ら辞める人の代わりは入れず
スタッフはこの春まで極限まで最小化にしてきました。
アパートとシェアハウスの運営はその道のプロである穴沢君に任せて別会社として
頑張ってくれています。

今後は旅館運営会社の方は元戦闘機パイロットの前川君が社長として不肖白岩は会長
として、少数ですが残って頑張る京都の社員とともに末永く健全に運営していくのが
務めだとおもってますし、出来ると確信しています。
オーナーさんの為にも前川君以下若いスタッフに末永く頑張ってもらいます。

さて、前置きは長くなりましたが、2月からコロナウイルス騒ぎが始まり、3月と4月
にどんどん悪化して、非常事態宣言が出て、国境が閉じ商店がしまり、移動の自粛が
始まり、自分が今まで経験していたバブル崩壊、リーマンショックは比較にならない
事態がこのコロナウイルスだと思います。

ほぼ、全世界、そして全産業に被害が及び、それも小規模な事業者に特に厳しく
襲い掛かっています。
とても考えられないことが起きてます、うちの旅館管理で去年の4月は3216万円、
今年の4月が218万円となってしまいました。
前年同月比93.7%売り上げダウンです。
これはアパートいえば全室室に近いです、確かにアパートでも80%空室とかもたまに
あります。
この嵐が過ぎてピンチをチャンスにするにはどうするか、それ考えるしかありません。
世界の人はLCC含めて旅行の蜜を知ってしまいました。
コロナが収まれば今まで以上になりますから、いろいろ考えていきたいです。

今思えば、せめても救いは小規模に舵を切っていたことです。
固定費が今現在月に1千万とか2千万とか掛かっていたら零細の会社は即死です。
去年の秋から固定費削減していたのが不幸中の幸いで、本当に首の皮一枚残りました。
やはり、人を沢山使ったり、Jリーグチーム創ったり、本を出して先生と言われたり
とか、自分はイケてる、ガンガン拡大できると錯覚していたことを、このコロナウイルス
が私に気付かせてくれました。

3月4月と2か月掛けて、本当に自問自答しました。
これからは地道に2つのことだけします。
一つは前川君以下若いスタッフ達と共に旅館管理会社健全に運営してオーナーさん達と考えて
共に豊かになる。

もう一つは、初心に帰って地道に身の丈に合った不動産勉強会を主宰して運営します。
この身の丈に合った勉強会というのは、会員さんの早期退職された方の言葉がとても
響いてまして、自粛期間中ずっと考えて出した結論です。
その言葉は
「サラリーマンは退職してから年金+20~30万あれば十分、そんな金も要らない。
郊外に4~6世帯のアパート1棟も持ってれば十分ですわ。」
でした。

今までリスク取って拡大するのが善だと思っていましたが、実はこれポストコロナの時代
には本当に善なのかと思うようにいました。
今後主宰する勉強会は郊外に4世帯の準吹き抜け型新築アパート1棟で身の丈に合った
物件持てば良いという考え方メインやっていきたいと考えています。
地味に不肖白岩一兵卒として、新規一転、初心に帰って頑張ります。
6月からスタートします、最初の課題は埼玉県の小手指にある6世帯の空室率50%のボロ
アパート再生実践勉強会を始めます。

今回の文章は長くなりましたが、白岩がこの状況の中でポストコロナの不動産投資、人生
について考え思い実践しようと思ったこと、つらつら書かせてもらいました。