新書なんですけど、榊淳司(サカキアツシ)著、イースト新書刊
「ようこそ、2050年の東京へ」
生き残る不動産、廃墟になる不動産
という本を読みました。
基本的に僕がぼんやり考えていたことを、きちんと表現してくれています。
この本を読むと、30年後は地方とかにアパート買ったり、マイホーム買ったりしたらかなり厳しくなると痛感させられます。
今から30年前というと1990年です。
まだまだ、バブルの余韻があり、日本は浮かれていました。
更にその中でも首都である東京はもの凄くうかれていましたが、あれから既に30年が経ってしまったのです。
これから、30年とかもあっという間に来てしまいそうですね。
でも、不動産投資ローンや住宅ローンを30年以上借りてる人はまだその時にローンの返済が残っているのです。
それが、今と同じ状況なら別に何ともないのですが、これからの30年の変化の恐ろしさを想像すると、、、、
この本は1990年の東京の街を仕事で歩いていた著者が、今回2020年の東京の街を
歩いて比較して、更にそこから2050年の東京の街をリアルにイメージした本です。
30年で変わってない街と変わってしまった街、その違いは歩ける街か歩けない街かの違いだと著者は言ってます。
歩ける街は店とかビルとかは多少変化していますが、根本的に30年後にも根本的に変らないだろうと言っています。
銀座は銀座で30年経ってもいまとほとんど変らないだろうと言ってます、僕もそう思います。
渋谷、新宿、上野、池袋、品川、恵比寿、六本木あたりもそのまま繁栄していけるし、住宅街の地域に囲まれてる繁華街である下北沢、中目黒、代官山、吉祥寺、中野なんかも30年後もあまり変らないという。
アパートやマンションの運営はマラソンと同じ長丁場です、数年上手くいって、勝った勝ったといっても意味の無いこととは言いませんが、ちょっと原点に帰って考えてみましょう。