顧問税理士である浅野税理士に書き下ろしてもらったワンルーム節税の4回目になります。
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ワンルームマンションの投資って節税になるの?
(4回目/全5回)
浅野税務会計事務所 浅野和治
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ワンルームマンション投資の「節税」の意味は、実際に損をするから税金が戻ってくるだけの話を、いかにも節税で特になる感をあおっているだけです。
投資である以上、最終的に儲からなければ単に無駄遣いということがご理解頂けたでしょうか?
ある方の、実際の数字で検証してみましょう。
<前提条件>
新築マンションをH28に2190万円で購入
2000万円を金利2%で30年元利均等ローン
個人の所得税+住民税の税率は40%
家賃収入月額70,000円
土地と建物の割合は、40:60
で購入したケースです。
税金が安くなる年は初年度だけです。
そのほかの年は収支上、赤字ですが、税制の規制(土地等を取得する ために要した負債の利子の額の必要経費不算入)で赤字は切り捨てられます。
収支のみのキャッシュフローは10年間で約160万円黒字ですが、これはあくまでも自己資金で購入した時に得られる額です。
従って借入金の考えたところでは、当初の自己資金と併せて、500万円以上の持ち出しになります。
次回に続く・・・